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北海道最大の食品バイオガス発電施設完成! ~地産地消型"ダブルリサイクルループ"で札幌市のゼロカーボンシティ実現に貢献~

JFE エンジニアリング株式会社
J&T 環境株式会社
札幌バイオフードリサイクル株式会社

 札幌バイオフードリサイクル株式会社(社長:小倉 智、本社:北海道札幌市、以下「札幌バイオフードリサイクル」)は、札幌市において食品リサイクル発電プラントの更新および処理能力拡大を目的に新工場の建設を進めており、このたび新工場での業務開始に伴い 5 月 15 日発電式を執り行いました。新工場は北海道内最大の食品バイオガス発電施設*1 で、JFE エンジニアリンググループの J&T 環境株式会社(社長:長谷場 洋之)では、本拠点もあわせて全国 6 カ所で食品リサイクル発電事業*2 を行っています。

 札幌市は 2018 年に「第 2 次札幌市環境基本計画」を策定し、2050 年のゼロカーボンシティの実現に向けて、ごみ減量・資源化への取り組みを積極的に推進しています。計画の進捗状況として、「家庭ごみ」や「事業ごみ」の量は 10 年間で大幅に減少したものの、依然として生ごみの排出量・利活用率が課題となっていました。この課題を解決するため、札幌バイオフードリサイクルは、札幌市リサイクル団地内の既存工場を一新し、処理能力を大幅に強化しました。新工場では、これまで受け入れていた札幌市の給食センター等から排出される事業系一般廃棄物の食品廃棄物 68t/日に加え、新たに札幌市や札幌近郊にある食品製造工場などから排出される産業廃棄物の食品廃棄物も受け入れ、最大 100t/日の処理を行うことが可能となります。

 新工場では、食品廃棄物を微生物の力で発酵させ、発生するメタンガスを燃料にして発電を行います。発電出力は 1,980kW、年間想定発電量は約 16,420MWh(一般家庭約4,560 世帯分の年間使用電力量に相当)です。また、発電された電力は、FIT(固定価格買取)制度を活用するとともに、JFE エンジニアリングの電力小売事業子会社であるアーバンエナジー株式会社(UEC)(社長:川原 太郎、本社:神奈川県横浜市)を通じて売電され再生可能エネルギーの地産地消を目指します。さらに、処理過程で発生した発酵残渣は全量肥料化を進めます。これにより、食品廃棄物をクリーン電力と肥料へ転換する地産地消型の "ダブルリサイクルループ"を実現していきます。

 JFE エンジニアリンググループは今後も、地域の皆様と連携し、食品リサイクル率の向上と再生可能エネルギーの地産地消を推進し、循環型社会の実現に貢献してまいります。

*1:食品廃棄物を原料とするバイオガス発電施設として、北海道内最大規模。当社調べ。
*2: 食品リサイクル事業|J&T環境株式会社

■ダブルリサイクルループ
 食品廃棄物から再生可能エネルギーと肥料を創出

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■会社概要

 社名:  札幌バイオフードリサイクル株式会社
 所在地:  北海道札幌市東区中沼町四十五番十九号 札幌市リサイクル団地内
 代表者:  小倉 智
 事業内容:  食品リサイクル・バイオガス発電事業
 資本金:  1,000 万円
 設立年月日:  1997 年 3 月 6 日
 出資者:  J&T 環境株式会社(100%)
 社員数:  16 名
 ホームページ:  札幌バイオフードリサイクル株式会社

■施設全景

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■発電式の様子

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左から
月島JFEアクアソリューション株式会社 代表取締役副社長 阿部 吉郎
J&T環境株式会社 代表取締役社長 長谷場 洋之
札幌バイオフードリサイクル株式会社 代表取締役社長 小倉 智
札幌市 副市長 天野 周治様
JFEエンジニアリング株式会社 取締役 専務執行役員 鮎川 将
アーバンエナジー株式会社 代表取締役社長 川原 太郎

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