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ロイヤルホールディングス、「食品リサイクル発電+CO2実質排出量ゼロ」の電力プランを導入
ロイヤルホールディングス株式会社
アーバンエナジー株式会社
J&T環境株式会社
福岡バイオフードリサイクル株式会社
ロイヤルグループで食品事業を担うロイヤル株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:白岩 雅博、 以下「ロイヤル」)は、JFEエンジニアリング株式会社が100%出資する新電力のアーバンエナジー株式会社(以下 「アーバンエナジー」)の電力プラン「創電割®」※1を活用した食品リサイクルを中心とする循環型エコシステムへの取り組みを、2025年4月1日に開始いたしました。
今回アーバンエナジーが提案したスキームでは、ロイヤルが運営する東京工場、福岡工場において、食品加工等の際に排出される食品残渣の一部を、J&T環境株式会社(以下「J&T環境」)が運営する千葉バイオガスセンター、J&T環境の子会社である福岡バイオフードリサイクル株式会社が、食品残渣をタンク内でメタン発酵させ、回収したメタンガスを燃料にガスエンジン発電機でリサイクル発電を行います。そこで発電された電力はアーバンエナジーが買い取り、一般送配電事業者(東京エリアは東京電力パワーグリッド、九州エリアは九州電力送配電)の送配電網を通じ各工場へ供給されます。さらに、使用電力量に対して再生可能エネルギー指定の非化石証書※2を活用した電力プラン「ゼロエミプラン®」※3を導入することで、CO2実質排出量ゼロを実現します。
農林水産省が発表した「令和3年度食品廃棄物等の年間発生量及び食品循環資源の再生利用等実施率(推計値)」※4によれば、外食産業の再生利用等実施率は35%にとどまっており、十分な進捗が見られない状況となっており、ロイヤルグループとしても重要な課題であると認識しております。このたびの取り組みにより、食品リサイクル率の向上に加え、廃棄物削減や再生可能エネルギーの活用を通じて、持続可能な社会の実現に寄与できるものと考えております。
ロイヤルグループ、JFEエンジニアリンググループは、環境に配慮したサービスの拡充を図り、今後も推進を続けることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 「創電割®」 とは
アーバンエナジーが廃棄物から発電した電力を買い取り、廃棄物の発生元施設へ供給する場合に、廃棄物量に応じて電力料金を割り引くサービス。同サービスは2017年から開始しており、新電力として独自のサービス。
※2 非化石証書とは
太陽光、風力、水力など、非化石由来の電源から発電された電力の環境価値を証書化したもの。
※3 「ゼロエミプラン®」 とは
お客様の使用電力量全量に再生可能エネルギー指定ありの非化石証書等を組み合わせることで、調整後CO2排出係数0で実質的に再生可能エネルギー100%の電気を供給するプラン。
※4 農林水産省
令和3年度食品廃棄物等の年間発生量及び食品循環資源の再生利用等実施率(推計値)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syokuhin/attach/pdf/kouhyou-14.pdf
■「創電割®」のスキーム
■ロイヤル株式会社 概要
所在地:福岡県福岡市博多区那珂三丁目28番5号
事業内容:外食インフラ機能(製造購買・物流の運用)および「ロイヤルデリ」、 業務食の製造、販売
■アーバンエナジー株式会社 概要
所在地:横浜市鶴見区末広町二丁目1番地
事業内容:電力売買事業(小売電気事業者 登録番号A0122)
株 主:JFEエンジニアリング株式会社
■J&T環境株式会社 概要
所在地:横浜本社 横浜市鶴見区弁天町3番地1
事業内容:総合資源化リサイクル事業、総合物流事業
株 主:JFEエンジニアリング株式会社、株式会社JERA
■福岡バイオフードリサイクル株式会社 概要
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅東二丁目7番27号
事業内容:食品リサイクル・バイオガス発電事業
株 主:J&T環境株式会社、株式会社環境エイジェンシー