東京スーパーエコタウン事業

スーパーエコタウン事業は、東京都が推進する事業で、首都圏の廃棄物問題の解決を図るとともに、21世紀をリードする新たな環境産業の立地を促進し、循環型社会への変革を推進することを目的に、国の進める都市再生プロジェクトの一環として、東京臨海部においてリサイクル・廃棄物処理施設の整備を進めている事業です。事業の主体は、東京都が公募、選定した民間事業者であり、都有地を購入のうえ、国の補助制度等を活用し、施設整備・運営を自ら行います。

東京臨海エコクリーン(旧東京臨海リサイクルパワー(株))は平成14年4月に公募された「ガス化溶融等発電施設の施設整備・運営」事業に応募し、東京都から選定されました。

「東京臨海エコクリーン」が選定された理由

選定方法

  1. 1.廃棄物問題の解決・循環型社会形成への寄与
  2. 2.安全性の確保及び環境への配慮
  3. 3.地域とのコミュニケーションや情報発信
  4. 4.事業の安定性及び継続性
  5. 5.技術・システムの先導性
  6. 6.総合的な経営力、経営理念、経営基盤など

選定理由

理由-1

  • 国内最大規模の先進的なリサイクル施設であり、中央防波堤埋立処分場の処分量削減に大きく寄与する
  • 廃熱を利用した発電、回収金属の再利用、スラグ化による建設資材への再利用など、循環型社会形成へ大きく寄与する

理由-2

  • 安定的な運転実績と安全性に優れたプラント
  • 環境対策として、高水準の自主管理値を設定している

理由-3

  • 環境測定データや運転状況を開示するなど情報発信をしている
  • 煙突に、視覚教室を設置するなど施設公開し、地域とのコミュニケーションを図っている

理由-4

  • 東京電力を中心とする大手企業による出資で構成され、経営マネジメント、財産管理、リスク管理などのノウハウを活かした継続的かつ安定的な事業運営ができる

理由-5

  • 先進的なリサイクル施設に高効率発電を付加した先導的なシステム

理由-6

  • 公益事業者である東京電力が中心となり、社会的責任と社会への貢献を充分認識して、事業運営を行う

東京都が抱える産業廃棄物処理問題解決への施策

  • 大量発生する廃プラスチックは、マテリアルリサイクルやサーマルリサイクルを徹底し、埋立処分量ゼロを目指す
  • 都内から排出される医療廃棄物は、全量都内処理を目指す
  • 悪質な処理業者を排除し、事業内容が透明で信頼性の高い処理業者が発展できる仕組みを構築する
  • 処理施設の安全性や環境負荷に関わる情報発信を積極的に行い、都民の信頼に応える環境コミュニケーションを促進する
  • 医療機関と処理業者が連携して、収集運搬から処分に至るまでの適正な処理システムの構築を目指す

平成31年3月まで 東京臨海リサイクルパワー株式会社
平成31年4月から J&T環境株式会社 東京臨海エコクリーン